BOXしかないかと思って諦めてたのに(入ってる片方の奴はもう持ってた)、バラで売ってることが判明。ええ、知らなかった私が悪いんですが。
これは映画館で見て、どうしてももう一度ゆっくり見たかった。最近のゴダール作品じゃ一番好きかも知れない。いや、でもアワーミュージックも……
「さよなら、ペルディカン」って、あの台詞のシーンが頭に焼き付いて離れない。ずっと心の中に棘になって引っかかってるような映画だった。これでいつでも見れる。所有してる、ってこの意識は幻覚、妄想なんだけどね……
三島賞とか芥川賞とかの候補になった、と言うので読んでみる。劇団主宰の人で、言われてみればアングラ演劇の匂いがぷんぷんする。
短編3本、「江利子と絶対」「生垣の女」「暗狩」で、まあなんつうか、感想はこっちに書いたので参照するといい。
面白かったけど、それ以上でもそれ以下でもない感じ。面白くないよりはましなのか。嫌いじゃないけど。
吉田戦車好きだ。
なんか「殴るぞ」は「伝染るんです」のキャラクターとか出てきて、懐かしいやらなにやらで。同窓会気分にも浸れるのでお得だと思います!
というか、「伝染るんです」1巻のあの雰囲気にやられて以来、ずっと吉田戦車の漫画を読んでいる気がする……漫画って怖い……
佐々木倫子好きだから買ったけど、失敗した。後悔した。そして気づいたんだよね。私は綾辻行人が苦手だったと言うことに。「殺人鬼」からこっち、ずっとそうだよ。そもそも現代ミステリ小説全般が苦手、と言うか嫌い、なんだけどな!
えーと、オチもトリックも何もかも、わざわざ漫画化する必要があったのかと問い詰めたい。最悪。佐々木倫子見たさに買ってしまった(しかも上下巻)自分をヌッコロしたい。やっぱだめだ、現代ミステリとは肌が合いません。とにかくダメだ。無理でした。拒絶反応に近いわ、これは。
読んで後悔した漫画は久し振り。佐々木倫子は好きなのに佐々木倫子は好きなのに!
やっと終わったよ……!
長かった、9年。結局最後まで買い続けてしまった。そして、最終巻が出たその夜から、1巻から通し読みしました。ええ、一晩かかりましたけど何か?
とにかく藤田和日郎の漫画は、登場人物が決して不幸にならない。最後に死んでしまうとしても、無意味に死んでゆくことはない。だから長くても安心して読めるんだけど、それが逆に少年漫画特有のどきどき感を削り取ってゆくんだけどね……
実際、9年間付き合った伏線がばらばらと解かれてゆくのは痛快ですらあったけど、なんつーか、無理があるところが……でも別にいいんだけどね!
作者本人が「描きたい事は全部描いた」と言い切ったように、なんか色々安心した。「めでたしめでたし」って言葉がとてもよく似合う結末でした。だから安心して読むがいいよ。ちなみに一番好きなのはアンジェリーナとコロンビーヌ。
狂えるアラブ人アブドゥル・アルハザードが伝えた魔道書ネクロノミコン。詳しくはWikipediaを読んだらいい。
長く行方が知れず、ラヴクラフトの作品中でもその断片が僅かに提示されるだけだった謎の書物が、数世紀を経て現在に甦った。
まあ、なんつうか、わかってて笑いながら嘘を突き通す、しかも真実よりも本物らしい嘘を、って、その心意気に惚れたので購入。いや、ここまでくればいっそ清々しいって。
内容は、マニアがマニアのためにマニアックに完璧にディティールにこだわって作っただけあって、割と面白そう。まあ、冷めた目で眺めてしまうとどこまでも引いちゃいそうなので、できるだけテンション高くニラニラしながら観察するのが吉。
ラヴクラフトスキーだったら読んでおいて損はないのでは。私はまだ読んでないけど。ちなみに装丁と、中のフォントは安っぽい。もうちょっと雰囲気を大事にして欲しかった。
古今東西さまざまな自殺を豊富な図版を付けてご紹介。
一応自殺を勧める書物でないと言うことだけは付記しておこうかなと。まあ、野次馬的な興味で読む本だから、学術的なことは何も期待しないのがいいと思う。
「世界で初めて○○で自殺した人」とか、そういう薀蓄的なものは面白いかな。あまり趣味のいい本とは言えないが、私は好きです。「完全自殺マニュアル」よりはましかも。あれのワールドワイド版、みたいな。
ここには無数の死があるが、どれもリアリティはない。だから怖いのかな。
クイックジャパンに連載してた作品に大量の書き下ろしページ追加で単行本化、と言われてもクイックジャパン読んでなかったのでどこが書き下ろしか不明。雑誌連載してるの発見して、ずっと単行本になるのを待ってた。
しかしターゲット読者層がいつもと違う所為か、何と言うか、重い。暗い。浅野いにお本人が「もうこんな作品は書けないと思う」と言ったと言ういわくつきの作品。ちなみに表紙は真っ黒だが、中はピンク。帯があると更にデザインが引き立つので、是非帯つき購入をお勧めする。
元々浅野いにおの作品の中にあった「楽しいんだけどどことなく将来への不安とか自分の居場所が見つからないとかへの不安が付きまとっている」ような雰囲気の、「不安」の部分がいきなり増殖して膨れ上がって大爆発、みたいな。ただその暗さは古谷実の「ヒミズ」には遠く及ばないというか底が浅いと言うか……若いな、と言う印象も拭えない。
物語の中で何回かの奇跡(……怪奇現象?)が起こるんだけれど、本当に人生の暗部と言うか、暗澹とした日常を描きたかったのなら、奇跡は起こらなかったはず。その辺の詰めが甘いと言うか、それでも、フィクションにくらいは救いを求めたっていいじゃないかと言う祈りと言うか……どっちがいいのか私には解らん。
しかし一読しただけだと、事実関係が上手く把握できない、のは私の読解力が足りない所為か? 読み終わっても嫌な気分が続いて、しばらくしてから不意にパズルのピースがはまるみたいな感覚がある。あれは夢じゃなかったのか、って。あれは奇跡じゃなかった。奇跡なんかは本当は何一つ起こってないのかも。
でも浅野いにおは好きだ。それはガチで。
<普段絶対読まないような>物語の漫画を読もうと思ったのは、おそらくこうの史代の絵柄とか書き方とか空気とか、そういうものの所為だろう。硬質な感じが一つもない、春先の陽射しみたいに柔らかい世界だからこそ、半分夢のような穏やかな生活を、一緒に追い続けるつもりになれたのだった。
参さんは、亡き妻への思いを抱きながら、もう一つの感情を持て余している。自分の息子とあまり歳の変わらない仙川さんとの関係も、どろどろしたところがなくて気持ちがいい。
えーと、多分こうの史代は好きだと思う。好きになったきっかけは、「長い道」と言う作品。たまに読み返すとなんだか幸せになるような、家の本棚にしては珍しい1品です。
こうの史代、かなり好きかも知れない。
そんな事に気付いてしまったので、今まで購入を躊躇っていた「さんさん録」をとりあえず買いに本屋へ行ったよ。
長年連れ添った妻を亡くした参平(参さん)は茫然自失としているうちになしくずしに息子夫婦の家で暮らすことになる。初めのうちは戸惑っていたが、妻の遺品の中から家族のこと、家のことを細々と記した記録帳が見つかり、それを何度も読み返しながら家族のことを知り、家事の事を知り、息子夫婦と本当の家族になってゆく、と言う、普段だったら絶対読まないようなお話。その記録帳は個人ごとに細かく分類されてるんだけれど、参平の部分のタイトルが「さんさん録」。
前の殺殺草紙とはタイトルが同じだけど中身が違う、と言う恐るべき本。天外藩の沙霧姫は出てこない。その代わり、影で死体処理のバイトもしている平賀源内先生が何でも解決! いや、すげえよ源内先生。
駕籠真太郎は全く好みが別れる作家だと思うので、素人にはお奨めできない。私は、最初は苦手だったけど、何となく読んでるうちに慣れたと言うか、なんだかもやもやした気分の時に読むとスカッとするなあ。病んでるのかなあ。別にスカトロとか興味ないのになあ。
いつ終わんのかな、これ……
宮田君との試合もないままこのままずるずる引き延ばして、最後の最後で「戦いはこれからだ!」みたいなラストだったら頭にくるだろうなあ、と思いつつ、本棚を確実に侵食してゆく赤い背表紙が……もう入れるところないのに……!
10冊目。
借金とか、街金とか詐欺とかそういうのを扱っている漫画、として見るなら「クロサギ」よりもこっちの方が好きだ。何となくだけど。
それにしても、「ギャラリーフェイク」の途中から細野不二彦が絵柄を変えた理由はなんだろう。昔の方が好きだったんだけどなあ。















